【経済コラム】カムバック小泉!あなたはまだ必要だ−W・ペセック
「Bloomberg.co.jp」より転載。
(★引用開始★)
【経済コラム】カムバック小泉!あなたはまだ必要だ−W・ペセック
7月18日(ブルームバーグ):近ごろ、われわれ日本ウォッチャーの口をついて出るのは「小泉前首相、カムバックを」という言葉だ。このようなセリフを吐くことになろうとは夢にも思わなかったのだが・・・。
2001年4月から06年9月まで首相を務めた小泉純一郎氏は、ユニークな個性の持ち主だった。たてがみのような髪型、単刀直入なコメント、リチャード・ギア似の風貌。小泉氏は、強いリーダーシップを渇望していた日本人の心をとらえたのだ。
しかし首相退任時には、その人気にも陰りが見えていた。靖国神社参拝により中国や韓国などとの関係は悪化。所得水準の向上についても話ばかりで、具体的な施策に乏しいとの見方が広まっていた。
だが国民が真に怒るべきなのは、安倍氏を後任首相に選んだことだろう。スキャンダルまみれで強いリーダーシップに欠ける安倍政権は、小泉氏が公約した改革を放り出そうとしている。株の持ち合いや買収防衛策は、小泉政権時代よりも増加している。「日本株式会社」の復活だ。
ことわざにもあるように、「失って初めて価値が分かる」のだ。安倍政権が発足して10カ月たった今になって、小泉氏がどれほど行政改革を進めたかがよく分かる。
小泉氏はサッチャー元英首相のように、景気回復と金融市場の規制緩和を原則に掲げた。小泉氏と当時の竹中平蔵経済財政・金融担当相は、銀行の不良債権処理と世界で最も硬直していた経済の効率性向上を推し進めた。
安倍首相の関心
小泉政権時代、私はかなり辛口だったが、今の日本経済にはもう数年、小泉政権が必要だ。29日投票の参院選の結果次第では、自民党の新リーダーが選ばれる可能性もある。
マッコーリー証券のチーフエコノミスト、リチャード・ジェラム氏(東京在勤)は「安倍政権の経済政策案は実行に移されていないことが目立っている」と指摘する。
日本にとって、生産性拡大やコーポレート・ガバナンス(企業統治)の改善、国際金融拠点としての地位向上、賃上げなど取り組むべき課題が山積しているなか、安倍首相は過去にとらわれ過ぎている。
就任時には行政改革の推進を公約したにもかかわらず、今は憲法改正や愛国心教育などの問題に関心が向かっているようだ。それ自体は悪いことではないが、今必要なことは別にある。
評論家の誤り
グローバル化の時代、各国にとって最も重要なのは経済的な影響力だ。中国が世界から注目されているのは経済力のためであって、軍事力ではない。
安倍首相は、グローバルな市場要因を把握できていないようだ。タイ通貨のバーツがドルに対し過去1年間で20%以上上昇し、韓国のウォンは約3%上昇するなか、円は6.4%下落した。主要7カ国(G7)の1つである日本が通貨安に安閑としているのは奇妙な印象を受ける。
小泉氏は政界の例外的存在だったのだろうか。そうかもしれないが、今ほど型破りのリーダーが求められている時もない。評論家はかつて、小泉首相が作り上げた改革の流れは元に戻ることがないと語った。だが安倍政権を見ると、評論家は間違っていたようだ。(ウィリアム・ペセック)
(ウィリアム・ペセック氏は、ブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
原題:Come Back Koizumi -- All Is Forgiven After Abe: William Pesek (抜粋) {NXTW NSN JL0WIO0YHQ0X}
更新日時 : 2007/07/18 13:33 JST
(★引用終了★)
喜八のボヤキ「なるほど。米国金融資本家にとっては小泉氏は最高に《いい人》なのだな。たしかに彼らをがっぽがっぽと設けさせてくれる小泉・竹中は有難い存在なのだろう。ただし、日本国民から見れば話は逆だ! 最悪の買弁コンビ小泉・竹中の復活だけは御免だ!」
最強ブログランキング
格安レンタルサーバ&ドメイン ロリポップ
(★引用開始★)
【経済コラム】カムバック小泉!あなたはまだ必要だ−W・ペセック
7月18日(ブルームバーグ):近ごろ、われわれ日本ウォッチャーの口をついて出るのは「小泉前首相、カムバックを」という言葉だ。このようなセリフを吐くことになろうとは夢にも思わなかったのだが・・・。
2001年4月から06年9月まで首相を務めた小泉純一郎氏は、ユニークな個性の持ち主だった。たてがみのような髪型、単刀直入なコメント、リチャード・ギア似の風貌。小泉氏は、強いリーダーシップを渇望していた日本人の心をとらえたのだ。
しかし首相退任時には、その人気にも陰りが見えていた。靖国神社参拝により中国や韓国などとの関係は悪化。所得水準の向上についても話ばかりで、具体的な施策に乏しいとの見方が広まっていた。
だが国民が真に怒るべきなのは、安倍氏を後任首相に選んだことだろう。スキャンダルまみれで強いリーダーシップに欠ける安倍政権は、小泉氏が公約した改革を放り出そうとしている。株の持ち合いや買収防衛策は、小泉政権時代よりも増加している。「日本株式会社」の復活だ。
ことわざにもあるように、「失って初めて価値が分かる」のだ。安倍政権が発足して10カ月たった今になって、小泉氏がどれほど行政改革を進めたかがよく分かる。
小泉氏はサッチャー元英首相のように、景気回復と金融市場の規制緩和を原則に掲げた。小泉氏と当時の竹中平蔵経済財政・金融担当相は、銀行の不良債権処理と世界で最も硬直していた経済の効率性向上を推し進めた。
安倍首相の関心
小泉政権時代、私はかなり辛口だったが、今の日本経済にはもう数年、小泉政権が必要だ。29日投票の参院選の結果次第では、自民党の新リーダーが選ばれる可能性もある。
マッコーリー証券のチーフエコノミスト、リチャード・ジェラム氏(東京在勤)は「安倍政権の経済政策案は実行に移されていないことが目立っている」と指摘する。
日本にとって、生産性拡大やコーポレート・ガバナンス(企業統治)の改善、国際金融拠点としての地位向上、賃上げなど取り組むべき課題が山積しているなか、安倍首相は過去にとらわれ過ぎている。
就任時には行政改革の推進を公約したにもかかわらず、今は憲法改正や愛国心教育などの問題に関心が向かっているようだ。それ自体は悪いことではないが、今必要なことは別にある。
評論家の誤り
グローバル化の時代、各国にとって最も重要なのは経済的な影響力だ。中国が世界から注目されているのは経済力のためであって、軍事力ではない。
安倍首相は、グローバルな市場要因を把握できていないようだ。タイ通貨のバーツがドルに対し過去1年間で20%以上上昇し、韓国のウォンは約3%上昇するなか、円は6.4%下落した。主要7カ国(G7)の1つである日本が通貨安に安閑としているのは奇妙な印象を受ける。
小泉氏は政界の例外的存在だったのだろうか。そうかもしれないが、今ほど型破りのリーダーが求められている時もない。評論家はかつて、小泉首相が作り上げた改革の流れは元に戻ることがないと語った。だが安倍政権を見ると、評論家は間違っていたようだ。(ウィリアム・ペセック)
(ウィリアム・ペセック氏は、ブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
原題:Come Back Koizumi -- All Is Forgiven After Abe: William Pesek (抜粋) {NXTW NSN JL0WIO0YHQ0X
更新日時 : 2007/07/18 13:33 JST
(★引用終了★)
喜八のボヤキ「なるほど。米国金融資本家にとっては小泉氏は最高に《いい人》なのだな。たしかに彼らをがっぽがっぽと設けさせてくれる小泉・竹中は有難い存在なのだろう。ただし、日本国民から見れば話は逆だ! 最悪の買弁コンビ小泉・竹中の復活だけは御免だ!」
最強ブログランキング
格安レンタルサーバ&ドメイン ロリポップ
トラックバック
http://kihachin.dtiblog.com/tb.php/873-df7d8e65




